ブラザー ドキュメント ビューワ SV-100B
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ブラザー工業は，同社が開発した電子ペーパー採用の情報端末「ブラザー ドキュメント ビューワ SV-100B」が，初めて企業に導入されることになったと発表した。導入先はINAXメンテナンスで，採用台数は700台。
この情報端末は2009年3月に発表され，ブラザー工業の国内販売子会社であるブラザー販売が同年6月に販売を始めていた（Tech-On！関連記事）。9.7型で1200×825画素の米E Ink Corp.製電子ペーパーを採用し，端末の厚さは15.5mm，重さは約600g。主に法人向けの販売を想定しており，価格はオープン。
INAXメンテナンスでは，この端末を出張修理時に必要な技術資料の閲覧用端末として使用する。トイレや浴室，洗面化粧台，システム・キッチンなどの修理・維持管理・保守などのアフター・サービスにおいて，スタッフは部品展開図やサービス・マニュアルなど複数の技術資料を持ち歩く必要があったという。こうした紙の技術資料に代わり，ブラザー工業の情報端末を導入することで，携帯性の向上や印刷コストの低減，資料改訂の効率向上などが実現することを評価し，採用に至ったという。
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