長野日本無線が非接触給電システムを開発、伝送距離40cmで効率95%
長野日本無線は、電気自動車(EV)や携帯機器など向けに、無線で電力供給を可能にする非接触給電システムを開発したと発表した。送電側と受電側の距離は、数10cmから1mに対応。伝送距離が40cmの場合で、伝送効率95%を達成した。今後は出力を現在の数十Wから数kWに高め、幅広い機器に対応できるようにする。
非接触給電システムは、電子機器などで実用化されているが、伝送距離が短いことや装置間の位置決めに正確性が求められる、などの制約がある。今回開発したシステムは、送電側コイル、受電側コイル、送電用の電力制御装置などで構成する。受電側コイルの中心軸が、送電側の中心軸よりも数10cmずれた場合や、コイル同士を直交させて配置した場合でも、送電側が自動的に中心軸のずれやリングの向きを検知し、高効率な送電を可能にする。
非接触の給電方式には、電磁誘導式と磁気共鳴式があるが、今回のシステムは同社がこれまで研究を進めていた磁気共鳴式である。磁気共鳴式でも、送電側と受電側の位置が数cmずれただけで伝送効率が大幅に低下してしまうという課題があった。今回のシステムを用いれば装置の配置の自由度を高められるという。




















