理化学研究所は,数μmレベルの微視構造を可視化する顕微鏡システム「Riken Micro Slicer System-003」を開発した。鋼材内部の数十μmの介在物など,X線による観察が難しい対象も観察できる。理研知的財産戦略センター生物基盤構築チーム客員研究員で北海道大学助教の藤崎和弘氏や,同チームリーダーの横田秀夫氏を中心とした研究グループによる成果だ。なお,同チームは,金属系材料研究開発センター(JRCM)が,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)で行っている「鉄鋼材料の革新的高強度・高機能化基盤研究開発研究体」の業務委託で実施している。
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