「Party-shot(パーティーショット,型名:IPT-DS1)」に「DSC-TX1」を装着した状態
「Party-shot(パーティーショット,型名:IPT-DS1)」に「DSC-TX1」を装着した状態
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 ソニーは2009年8月6日,自動的に人物を探して撮影するカメラ・スタンド「Party-shot(パーティーショット,型名:IPT-DS1)」を発表した(ニュース・リリース)。デジタル・カメラを装着すると,台座が回転する(パン)ほか,カメラの角度調整(チルト),ズームをすべて自動で行い,構図を調整した上でシャッターを切る。発売日は2009年9月4日。価格は1万4910円である。

 カメラを意識しないため自然な写真を撮影できるのが特徴で,「その場の楽しい瞬間を切り取れる」(同社の説明員)。カメラの顔認識機能を使って人物を検知,追尾する。撮影頻度は指定できるが,あくまでParty-shotの判断でシャッターを切る。同社のデジタル・カメラ「サーバーショット」に搭載されている「スマイルシャッター機能」にも対応し,笑顔の写真も得意とする。

 同製品の試作機は,2008年9月23日からドイツ・ケルンで開催されたカメラ関連の大型展示会「photokina」で展示されていた( Tech-On! 関連記事1)。当時,被写体ブレを抑えるために必要な,高いISO感度でもノイズの少ない撮像素子を搭載するデジタル・カメラがないのが課題だった。今回,同日に発表した新型サイバーショットに高感度が特徴の裏面照射型CMOSセンサ「Exmor R」を採用したのをきっかけに,商品化が決まった( Tech-On! 関連記事2)。今のところ,対応機種は「DSC-WX1」と「DSC-TX1」のみ。