デジタル・カメラの世界出荷台数の推移(CIPA統計,2008年6月〜2009年6月)
デジタル・カメラの世界出荷台数の推移(CIPA統計,2008年6月〜2009年6月)
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 カメラ映像機器工業会(CIPA)は,会員メーカーによる2009年6月のデジタル・カメラ出荷実績を発表した。世界出荷台数は前年同期比23.7%減の750万6200台,世界出荷金額は同31.1%減の1254億2770万円だった。出荷台数は2008年12月から7カ月続けて前年実績を割り込んでいる。

 ただし,一眼レフ機に限れば前年同期比10.8%増の89万8100台と前年実績を上回った。一眼レフ機も2008年12月以降は出荷が落ち込んでいたが,2009年4月に前年比でいったんプラスに転じた。5月は再び前年割れになったものの,6月は成長率が2ケタに乗った。コンパクト機を含めた出荷台数全体に占める割合は12.0%となり,2007年1月以来,29カ月ぶりに10%を超えた。