DMC-ZX1
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DMC-FX60
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 パナソニックは,最薄部が0.3mmと薄いガラス製非球面レンズを量産する(発表資料)。直径15mmのこのレンズを利用し,光学8倍ズームと5倍ズームのデジタル・カメラ向けレンズ・ユニットを開発した。「POWER O.I.S」と呼ぶ手振れ補正機能とともに,同社が2009年8月に発売予定のデジタル・カメラ「LUMIX DMC-ZX1」と「LUMIX DMC-FX60」に採用する。開発したレンズ・ユニットを導入することで,デジタル・カメラの薄型化につながった。例えば,DMC-FX60では,同社従来品と比べて,2.1mm薄くできたという。

 今まで,直径15mmを超えるガラス製非球面レンズを安定して量産するには,1.0mm程度の厚みが必要だったという。形状精度のばらつきが大きくなったり,割れたりするためだ。今回,金型技術の改良でこうした課題を克服した。今回のデジタル・カメラ新製品では,このほか,レンズ・ユニットの小型化のために,光学設計技術や手ぶれ補正機構の改良を施した。