LED照明に対抗,オプトロムがCCFLを使った直管型照明を発売
オプトロムは,台湾Great Top Technology社(以下,GTT社)と共同開発した,冷陰極管(CCFL)を使った照明「E・COOL」を発売する(Tech-On!関連記事)。既存の蛍光灯用灯具に取り付けて使う。40Wタイプの直管型蛍光灯と同じ大きさのポリカーボネート製円筒に,カスタマイズした液晶テレビ用のCCFLを2本内蔵した。CCFLの背面にインバータを内蔵しており,既設の灯具の安定器を取り外して交流電力を直接入力する。消費電力27W,光束は2000lm。総合効率は約74lm/W,直下照度は390lxで既存の蛍光灯と同等以上の明るさがあるとする。寿命(初期照度の70%以下となる時間)はLED照明と同等の4万時間である。
省エネルギー法の改正を追い風に,低消費電力と長寿命を訴求して工場や流通センターなどでの導入を見込む。競合するのは蛍光灯代替の直管型LED照明だが,E・COOLは価格が7500円と直管型LED照明の1/2〜1/3なのが特徴だ。電力料金の削減によって初期投資を3年程度で回収できるとしている。「蛍光灯型LED照明の導入を検討している企業も,現物を見れば納得して導入してくれるはず」(同社)と自信を見せる。技術内容は明らかにしないものの,特許協力条約(PCT)に基づいてランプ部分および構造に関する特許を国際出願しているという。一方,低消費電力化に重要な役割を果たしているインバータに関しては,あえて特許を出願せずブラックボックス化している。分解しても容易に詳細が分からないようにエポキシ樹脂で封止している。
オプトロムは当初,LED照明の開発を検討していた。コストや熱対策が課題となっていたところ,GTT社からCCFLの利用提案を受けてE・COOLを開発したという。発売は2009年8月。GTT社が生産を担い,オプトロムが国内の輸入・販売元となる。オプトロムに出資しているフィナンテックが1次代理店となり,2次代理店網を構築して販促を図る。「当初は数万本/月だが,数年後には年間1000万本を販売したい」(オプトロム)としている。












