図1 三菱電機のBlu-ray Discレコーダー「DVR-BZ130」
図1 三菱電機のBlu-ray Discレコーダー「DVR-BZ130」
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図2 リモコンを一新
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図3 録画予約の比較
図3 録画予約の比較
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 三菱電機は2009年7月21日,Blu-ray Discレコーダー「REALブルーレイ」の新機種「DVR-BZ130」を発表した(図1,ニュース・リリース)。リモコンのボタン配置を従来機から一新し,操作性を向上させたのが特徴である。「初心者や高齢者など,すべてのユーザーが“直感的”にリモコンを操作できる」(同社)という。

 開発品のリモコンには,録画予約と再生の機能について「予約する」「見る」という二つの大きなボタンを搭載する(図2)。録画予約は,(1)「予約する」ボタンを押して電子番組表(EPG)を表示し,(2)上下左右ボタンで録画したい番組を選択し「決定」ボタンを押すという,2ステップの操作で可能だ(図3)。番組再生についても「見る」ボタンを押し録画リストを表示し,上下左右ボタンで見たい番組を選択し「決定」ボタンを押すだけで済む。同社の従来機種では,録画予約と再生ともに4ステップの操作が必要だった。

 地上デジタル放送,BSデジタル放送,110度CSデジタル放送のチューナーをそれぞれ2個,地上アナログチューナーも1個,内蔵する。

 搭載するHDDの容量は320Gバイト。録画時の符号化方式は,MPEG-4 AVC/H.264を採用する。符号化速度が24Mビット/秒のBSデジタル放送などのHD映像を,最大4.2Mビット/秒に圧縮して保存する。録画時間は,容量が320GバイトのHDDに最大で約160時間,容量が50GバイトのBlu-ray Discに最大で約24時間である。HD映像のDVDへの録画も可能である。

 2009年8月1日に販売を開始する。価格はオープンだが,市場想定価格は12万円前後。月産8000台を予定する。