平板瓦一体型太陽電池モジュール
平板瓦一体型太陽電池モジュール
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建材一体型の設置例
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 カネカは,国内市場に向けて住宅用薄膜太陽電池事業を強化すると発表した(発表資料)。日本政府の太陽電池設置優遇策が始まることを受け,住宅向け薄膜太陽電池の国内市場の拡大が見込めるためという。具体的には,住宅の屋根に置く据置型の太陽電池,屋根に太陽電池を組み込んだ建材一体型の薄膜太陽電池などを展開する。建材一体型の薄膜太陽電池は,住宅の全体イメージを損なうことなくさまざまな屋根の形状に対応でき,屋根の代替としての機能も充分に発揮できるという。

 販売体制として,従来から取引のある大手ハウス・メーカーへの展開を強化するほか,ハウス・メーカーやハウス・ビルダーといった各地の工務店への展開を加速するという。この工務店などへの展開には,同社の住宅用断熱材「カネライトフォーム」の全国的な販売網を活用する。同社グループは,全国で約1500の工務店と取引をしており,当面約300の工務店に対して太陽電池パネルの取り扱いや施工方法などのノウハウを伝えるという。