米Googleの2009年第2四半期(4月~6月)決算は増収増益だった(発表資料)。売上高は前年同期比3%増の55億2290万米ドル。営業利益は同19%増の18億7890万米ドル,純利益は同19%増の14億8450万米ドルだった。

 事業別に見ると,傘下のWebサイトによる売上高は前年同期比3%増の36億5000万米ドル(総売上高の66%)。「AdSense」プログラムを通じたパートナー・サイトからの売上高は16億8000万米ドル(同31%)で,前年同期から2%増加した。米国外の売上高は29億1000万米ドルとなり,総売上高の53%を占めた。

 傘下のWebサイトおよびパートナー・サイトを含む広告のクリック総数は前年同期と比べて約15%増加したが,クリック単価は約13%低下した。提携先に支払う手数料(TAC)は14億5000万米ドルで,広告収入全体の27%を占めた。

 同社CEOのEric Schmidt氏は,「引き続きマクロ経済が低迷していることを考えれば,良い四半期だった。今後も技術革新への投資に焦点を当て,中核事業と新規事業の成長促進を図る」と述べた。

 ちなみに英ReutersのReuters Estimatesによる予測は,売上高が54億9000万米ドル,一時的費用を除いた1株当たり利益が5.08米ドルだった(米New York Timesの報道)。