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【ATI2009】昭和飛行機工業,60cm離しても電力供給可能な電磁誘導式の非接触給電システムを披露<<訂正あり>>

2009/07/15 20:19
狩集 浩志=日経エレクトロニクス
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デモの様子
デモの様子
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コイルを隣同士に置いても電力の供給が可能
コイルを隣同士に置いても電力の供給が可能
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 昭和飛行機工業は,「AT International 2009」(2009年7月15〜17日,パシフィコ横浜)において,電磁誘導方式でありながら,1m程度まで離したり,隣同士に置いたりしても電力供給可能な非接触給電システムを出展した。電磁誘導方式は,1次コイルと2次コイル間で電力を伝送する方式で,これまでは10cm程度の間隔で電力を供給できたが,水平方向の位置ずれや異物侵入時の加熱などの問題があった。

 今回披露したシステムの詳細については,特許の出願などの関係で明かしてくれなかったが,「60cm離した状態でコイルとコイルの間の伝送効率は数十%程度」(昭和飛行機工業)という。従来とほぼ同程度の周波数を利用しており,共鳴方式ではないとする。ただ,電源から含めた全体での伝送効率は「まだ実験用の電源機器などを使っているため,50%以下だろう」とした。

 会場のブースでは,コイルとコイルの間を60cm離した状態で,1kW分(100Wを10個)の白熱電球を点灯させるデモンストレーションを実施し,コイル間に金属製のフライパンを入れても加熱しないことを実演で示していた。コイルの大きさは1次側,2次側ともに50cm角で厚さが5cm程度である。

 今回開発したシステムは,低床化が難しいトラックなどへの電力供給に向くと昭和飛行機工業ではみている。冷凍トラックでは,コンビニなどへの配送で停車している際にエンジンの動力を使わずに,外部電源で補器類に電力を供給する機運が高まっており,こうした外部電源からの電力供給に今回の非接触給電システムが最適という。

■変更履歴
記事掲載当初,「コイルとコイルの間の伝送効率は90%以上ある」としていましたが,正しくは「コイルとコイルの間の伝送効率は数十%程度」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。
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