AR関連の非営利団体が設立記念,頓智・がセカイカメラを実演
2009年7月10日,慶應義塾大学 三田キャンパスで,「AR Commons」の設立記念シンポジウムが開催された。AR Commonsは,AR(拡張現実感)の社会的なインパクトを実証実験を通して探っていくことを目指した非営利団体(事務局:慶應義塾大学 岩淵研究室)である。
シンポジウム内では,頓智・(とんちどっと)が,同社が開発したiPhone向けアプリケーション「セカイカメラ」の機能のいくつかを実演した(関連記事)。その一つが「エアタグ」と呼ぶ,空間や場所にタグ付けする機能である。具体的には,セカイカメラを実装したiPhoneのカメラの画面中で,CG技術を用いて特定の情報を空間に浮いているようにタグを表示する。店や観光名所などの特定の場所にこのエアタグを張り出しておくことで,「初めて訪れた場所との対話ができるようになる」(頓智・,CEOの井口尊仁氏)という。
エアタグのほかには,エアタグと同様,カメラの映像の中に他のユーザーからのメッセージを出す「エアメッセージ」なども開発した。伝言板的な使い方もできるもようだ。
井口氏は,「携帯電話機は従来の電話だけの機能からEメール端末になった。そして今回は,エーアール(AR)端末として,社会のインフラの一部になっていく」と述べた。ただし,今回の技術の発売時期は未定である。「今朝,開発したコードをコンパイルしてiPhoneに実装したばかり」(井口氏)であるためだ。
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