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富士通マイクロソリューションズ,ケータイ向け電源・オーディオ統合SoCの検証に米CadenceのEDAツールを適用

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2009/07/08 17:31
小島 郁太郎=編集委員

 米Cadence Design Systems, Inc.は,富士通マイクロソリューションズ(FMSL)が携帯電話機向けミックスト・シグナルSoCの検証に,CadenceのEDA製品「Virtuoso Multi-Mode Simulation(以下,MMSIM)」を適用したと発表した(ニュース・リリース)。このSoCは,複数の電源制御(いわゆるシステム電源)とオーディオ処理機能を搭載したチップである。

 MMSIMは,FastSPICEの「Virtuoso UltraSim Full-Chip Simulator」とSPICEの「Virtuoso Spectre(R) Circuit Simulator」,およびミックスト・シグナル・シミュレータの「Virtuoso AMS Designer」などからなる。適用先の回路(設計)に応じて,含まれるシミュレータを簡単に切り換えられる操作・解析環境や,ラインセンス方式(いわゆるトークン制)が特徴である。

 上述のSoCには,DVFS(dynamic voltage and frequency scaling)のための電源コントローラをはじめ,A-D変換器,D-A変換器など,さまざまな回路が集積されている。MMSIMが含むシミュレータを切り換えることで,効率的な検証が可能だったという。ニュース・リリースには,FMSLの岩田宏之氏(第二開発統括部 アナログSoC開発部 担当部長)のコメントが紹介されている。

 「MMSIMの採用によって,従来の検証手法では不可能な水準まで,このミックスト・シグナル設計を深く完全に検証することができた。また,ミックスト・シグナル・チップのシミュレーション実行時間を最大で90%短縮できると予測している」(岩田氏)。

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