ソニーは，同社のノート・パソコン「VAIO」の新機種として，いわゆる「ネットブック」である「Wシリーズ」を発売すると発表した（発表資料）。白色の「VPCW119XJ/W」を2009年8月8日に，ピンクの「VPCW119XJ/P」を2009年8月22日に発売する。価格はオープンだが，店頭販売モデルの市場想定価格は6万円前後とみる。
ソニーによれば，「機能の簡素化によって差異化しにくくなっている『ネットブック』市場において，『愛着のわく色やデザイン』を実現した」という。外観は丸みを帯びたデザインで，底面に天板と同じ塗装を施した。さらに，タッチパッドの図柄に，プリインストールされた壁紙と同じものを採用するといった工夫を凝らしている。
ディスプレイは，1366×768画素の10.1ワイド型液晶パネル。1画面に表示できる情報量が多いため，インターネットを快適に閲覧することができるという。
マイクロプロセサは，米Intel Corp.の「Atom N280」（動作周波数は1.66GHz）。1Gバイトのメモリと160GバイトのHDDを搭載する。OSは，米Microsoft Corp.の「Windows XP Home Edition with SP3 32ビット正規版」。電池駆動時間は，付属の電池パックを使用した場合で約3.5時間。
キーピッチが約16.5mm，キーストロークが約1.2mmのキーボードを採用する。家庭内のネットワークに接続することによって，他のAV機器などとコンテンツを共有できる，VAIO用ソフトウエア「VAIO Media plus」を搭載する。無線LAN機能，Bluetooth機能，Webカメラなどを備える。
突起部を除いた外形寸法は，幅267.8mm×高さ27.5×32.4mm×奥行き179.6mm。
