米Bsquareは米国時間2009年6月30日,米Adobe Systemの「Flash」を米Googleの携帯電話機プラットフォーム「Android」向けに移植したと発表した。ARMプロセサを搭載したAndroidスマートフォンやネットブックでFlashコンテンツを再生できる。
Bsquareが開発したWebブラウザ用プラグインを実装することにより,「Android 1.5」上でFlashプレーヤを利用することが可能になる。米メディアの報道(Computerworld)によると,同プラグインは「Flash Lite 3.1」をベースにしており,Android/ARMシステム・ベンダーや携帯電話メーカーを対象にライセンス供与する。Bsquare世界販売担当バイス・プレジデントのLarry Stapleton氏は,年内に幅広いモバイル製品が同社のFlashプレーヤを採用すると見込んでいる。
Android端末でのFlash対応については,台湾のHigh Tech Computer(HTC)が6月24日に,携帯電話機「HTC Hero」を発表している。欧州で7月,アジアで今夏の終わりに提供を開始する。北米向けバージョンは2009年の終わりごろ利用可能とする予定(関連記事:AdobeとHTC,Android端末初のFlash対応機「HTC Hero」を発表)。
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