パイオニアとシャープは2009年6月25日,光ディスク関連事業の合弁会社を設立する契約を締結したと発表した(発表資料)。両社が保有する光ディスク関連の経営資源を有効活用し,光ディスク装置や光ディスク録画機/再生機といった機器および部品の開発,設計,製造,販売を行う。特に,Blu-ray Disc製品の事業拡大を狙うという。

 新会社の名前は,「パイオニアデジタルデザインアンドマニュファクチャリング」。パイオニアの川崎事業所内に設立する。事業開始は2009年10月1日の予定。資本準備金を含む資本金などは,60億円を計画する。パイオニアが66%,シャープが34%出資する。代表取締役社長には,現パイオニア ホームエンタテインメントビジネスグループ コンポーネンツ事業部長である栗原俊彦氏が就く。当初の従業員数は約450名。2009年10月1日~2010年3月31日の6カ月間で,約380億円の売上高を目指す。

 両社は2009年4月9日に,今回の合弁会社設立で基本合意していた(Tech-On!の関連記事)。