伊仏STMicro,米AtrentaのメモリーBIST自動挿入ツールを社内およびASIC顧客向けにサポート
米Atrenta Inc.は,同社のメモリーBIST(built-in self test)回路挿入ツールの「SpyGlass-MBIST」を伊仏合弁STMicroelectronics社が採用したと発表した(ニュース・リリース)。STMicroは世界中の社内の設計者およびASIC顧客向けの上流設計キットの一部として,同ツールをサポートする。
SpyGlass-MBISTはRTLとゲート・レベルでBIST回路を自動挿入するEDAツールである。同ツールは,設計に含まれる一般的なメモリーをBISTメモリーに置き換える。必要に応じて,リペア向けの回路も一緒に挿入することができる。Atrentaによれば,任意のBIST方式に,今回のツールは対応するという。
今回,STとAtrentaは戦略的に協調して,SpyGlass-MBISTをSTMicroの65nm,45nm,32nm設計で使えるようにした。これらのプロセス世代の設計で,メモリーBIST回路およびリペア回路の自動挿入が可能になるという。
ニュース・リリースには,STMicroのFrederic Grandvaux氏(Memory Test Solutions manager within Central CAD & Design Solutions)とAngelo Oldani氏(design director for the Communication Infrastructure Division)のコメントが紹介されている。
「われわれ独自の埋め込みテストおよびリペア技術をRTLで自動適用することが, SpyGlass-MBISTで可能になった。これで同技術の適用が効率化しただけではなく,RTLでのタイミング設計の確度が増した。メモリーBIST込みのRTL設計データが得られるようになったからだ」(Grandvaux氏)。
「われわれは,SpyGlass-MBISTを使ってMBISTを挿入する設計を三つ進めている。多数のメモリー・ブロックを含む設計が増えてきたことで,この自動化ツールの必要性は高まってきた」(Oldani氏)。












