Java Storeへのコンテンツの登録プロセス
Java Storeへのコンテンツの登録プロセス
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 「2009 JavaOne Conference」初日のGeneral Sessionにおけるもう一つの目玉は,「Java Store」の発表である。JavaプログラムやJavaFXプログラムの販売サイトを米Sun Microsystems,Inc.が設置するというもの。基本的なインフラとして,コンテンツを配信するサーバーやコンテンツの登録などを担当するサーバーはSun社が用意する。

 ごく単純に言ってしまえば,米Apple Inc.が「iPhone」向けアプリケーション・ソフトの販売サービスとして用意した「AppStore」や,米Google Inc.の携帯電話機向けプラットフォーム「Android」用ソフトウエアの配信サービス「Android Market」のJava版である。午後のGeneral Sessionでは,詳細な登録プロセスが紹介された。まず開発者は「Java Warehouse Developer Portal」に登録してアカウントを作成する。そのアカウントで作成したコンテンツをJava Warehouse Developer Portalにアップロードする。その際に,Java標準のアーカイブ形式である「.jar」にコンテンツをまとめて登録する。JavaFXのパッケージにまとめるのは自動的にJava Store側で行う。コンテンツに付けるアイコンや,Java Storeで公開する際の説明,画面ショットなどを併せて登録する。

 登録したコンテンツはSun社が審査し,認証の可否を登録者に通知する。認証が認められたら,開発者自身が公開する。これによって,開発者が好きなタイミングで公開できるようになっている。