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JR東日本グループが恵比寿駅改札口で有機ELサイネージの実証実験を開始

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2009/05/18 16:50
大西 順雄=日経マイクロデバイス
7.6型有機ELパネルを使った自動改札機のデジタル・サイネージの実証実験(JR恵比寿駅)。上面と入り口正面に装着した。
7.6型有機ELパネルを使った自動改札機のデジタル・サイネージの実証実験(JR恵比寿駅)。上面と入り口正面に装着した。
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今回の実証実験用のコンテンツの一つ。色も鮮やかに表現できている。
今回の実証実験用のコンテンツの一つ。色も鮮やかに表現できている。
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遠目にも,有機ELサイネージの方がよく見える(左側から2列目の通路のサイネージが有機ELパネル,そのほかが通常のステッカー広告)。
遠目にも,有機ELサイネージの方がよく見える(左側から2列目の通路のサイネージが有機ELパネル,そのほかが通常のステッカー広告)。
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 「遠目にも,それとはっきり分かる」。JR東日本グループのジェイアール東日本メカトロニクスとジェイアール東日本企画が18日,有機ELパネルを使ったデジタル・サイネージの実証実験(Tech−On!関連記事1)を恵比寿駅で開始した。記者の最初の感想である。同日11時過ぎに,パネルの上に事前に貼ってあったステッカー広告がはがされ,運用が始まった。

 両社は既に同じ改札口を使って2008年にカラー電子ペーパーを使ったデジタル・サイネージの実験を実施している(Tech−On!関連記事2)。電子ペーパーの時は,画面寸法が105mm×210mm,画素数が日立製作所製が320×640,富士通製が400×600だった。

 今回の有機ELパネルは,画面寸法が100mm×165mm,画素数は480×800で,「色映えする,高コントラスト,高精細,広視野角」(JR東日本企画 交通媒体局媒体開発部部長の山本孝氏)を狙った。有機ELパネルの調達先は台湾Chi Mei EL Corp.(CMEL)の7.6型パネルで,米Eastman Kodak Co.がデジタル・フォト・フレームに使ったパネル(Tech−On!関連記事3)と同等の規格品だとする。「電子ペーパーの時は,自動改札機の幅に合わせた特注品で高かった。有機ELパネルでは規格品の採用でコストを抑えた」(JR東日本メカトロニクス ICカード技術本部マネージャー兼デジタル広告システム開発グループリーダーの中嶋隆夫氏)とする。

 気になる消費電力は,平均5Wで,液晶パネル並みとする。また寿命は2万〜3万時間で,ほぼ一日中使用し続けても「十分対応できる」(山本氏)とする。

 記者は,公開時間前に現地に到着し,事前に出されていたニュース・リリースに示されていた位置の自動改札機の広告表示を最初に見て,有機ELパネルなのかステッカーなのか,すぐには分からなかった。有機ELパネルの輝度を下げて表示しているのかもしれないと思ったからだ。それだけ,これまでに見てきたソニーの有機ELテレビの発表時などのように画質に関する期待感があった。

 実際にステッカーがはがされ,運用が始まると,遠目でもはっきり目立ち,ステッカーよりもはっきり認識できると思われた。自動改札機の足元という多少薄暗い部分への設置が功を奏したようだ。目立つことが命である広告にとって,有機ELパネルは適しているように感じた。輝度は200cd/m2だが,十分とする。ただし,「目立ち過ぎると,立ち止まりが一番問題になる場所なので,文字の大きさや文字数はステッカー同様の制限が必要」(山本氏)とする。

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