モニック(本社東京)は,米Degimarc社の静止画像データ向け電子透かし技術「ImageBridge」を製造業でのワークや部品の個体管理に利用できるとして,企業への提案を始めた。電子透かしは静止画像の全面に,見た目では分からないように情報を埋め込むもので,この画像を編集(トリミング,回転,エンボス加工)したり圧縮したりしても情報を取り出せる。このため著作権管理に応用でき,データが正規の利用者以外に流出した場合でも,どの利用者に向けたものか,どこから流出したのかなどが分かる。この電子透かしをワークや部品に直接記録することで,汚れや加工,経年変化に強い情報を埋め込むことができ,製造後のトレーサビリティにも利用できる。
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