図1 右側の3台が新たに追加する限定色モデル,左側の3台が従来モデルである。
図1 右側の3台が新たに追加する限定色モデル,左側の3台が従来モデルである。
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図2 初年度販売目標を10万台に上方修正した
図2 初年度販売目標を10万台に上方修正した
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図3 ポメラのユーザー層
図3 ポメラのユーザー層
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図4 ポメラ専用ケース
図4 ポメラ専用ケース
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 キングジムは,文字入力に特化した携帯機器「ポメラ」に限定色モデルを追加する(発表資料)。追加するのは「パッションレッド「ターコイズブルー」と「レーシングシルバー」の3色である(図1)。従来は「パールホワイト」と「トワイライトオレンジ」,「プレミアムブラック」の3色だった。この発表に合わせ,同社は2009年5月12日に東京都で報道機関向け説明会を開催した。この説明会で,同社は限定色モデルを紹介したほか,ポメラの販売状況などについて言及した。

 ポメラは,メモ帳のように使うことを想定された製品。そのため,キングジムはポメラを「デジタルメモ」と位置付ける。持ち運べるほど小型で約370gと軽量,起動が2秒と短い,単4アルカリ乾電池で連続20時間駆動できる, 折りたたみ型キーボードながらキーピッチが約17mmと広いことなどを特徴にうたう。

 キングジムによれば,ポメラは2008年11月に発売されて以来,同社の予想を上回る勢いで出荷されているという。当初,初年度の出荷台数目標を3万台としていたが,発売5カ月後の2009年4月で3万台を越え,現在では10万台へと目標台数を上方修正した(図2)。なお,利用者の90%が男性で,30才代~50才代の利用者が多いという(図3)。

 新たに追加する3色のモデルは,2009年5月15日から発売される。希望小売価格は税込みで2万7300円。販売台数は各色2000台,計6000台である。

 今後は,文字入力に軸足を置きつつ,小型化と高機能化,ファッション性の向上,低価格化を図る考え。例えば小型化であれば本体を薄く,高機能化であれば文字入力機能の拡充や携帯電話機との接続性の向上などを想定しているという。

 限定色モデルを追加するほか,ポメラ専用アクセサリーも拡充する。専用ケースや保護キットである(図4)。