NECエレクトロニクスは2009年5月7日,2008年度(2008年4月~2009年3月)の業績予想を下方修正すると発表した。連結売上高は5460億円で,前回発表した予想値を90億円下回る見通し。営業損失は,前回予想から135億円拡大して685億円,純損失は180億円拡大して830億円となる見込みである。

 連結売上高の減収分の90億円は,主に半導体の売上高の減少によるという。民生用電子機器向けや自動車向け,産業向けの半導体の売上高が減少したことが響いた。営業損益の悪化は,半導体の売上高の減少に加え,事業環境の悪化に伴い生産調整を実施したことなどが影響したためという。