米Intel Corp.の投資部門であるIntel Capitalは現地時間の2009年5月4日,オランダASM International N.V.への出資を発表した(発表資料)。ASMI社の普通株式の約4%に相当する5400万株を買い付ける。

 ASM社は半導体製造用の装置および材料を提供している。2008年5月には,32nm世代以降のCMOSのゲート・スタック形成に向けたALD(atomic layer deposition)技術の提供を開始(Tech-On!関連記事1)。同年6月にはこの分野でしのぎを削る米Applied Materials, Inc.(AMAT)から事業買収提案を受け,これを退けていた(同2同3同4)。

 Intel社は「装置と材料の革新は半導体の集積度向上にきわめて重大な意味を持つ。ASM社の先進技術は『ムーアの法則』の継続にとって重要」(Intel社executive vice presidentのArvind Sodhani氏)とASM社の技術を高く評価した。