STARC準拠のトランザクション・レベル・モデリングの学習用モデル,インドCircuitSutraが無償提供
インドCircuitSutra Technologies Pvt Ltd.は,トランザクション・レベルのモデリングを学習するためのSystemCモデルの無償提供を同社のホームページで開始した。同社はSystemCのモデリング・サービスなどを提供する企業である。
今回のモデルは,半導体理工学研究センター(STARC)のトランザクション・レベル・モデリングの指南書『TLモデリングガイド 第2版』(Tech-On!関連記事)に準拠する。同指南書は,SystemC言語の標準化団体「Open SystemC Initiative(OSCI)」のTLM2.0に対応している。CircuitSutraは,今回のモデルを使うことで,TLM2.0に沿った形でトランザクション・レベル・モデリング(TLM)の実践的な学習が可能になるとする。
無償提供されるモデルには,汎用タイマーや割り込みコントローラ,イニシエータなどが含まれている。これらのモデルは,上記指南書で説明されているように,計算機能と通信機能を分離した構造を採る。
モデルにはユーザー・ガイドが付属し,モデリングだけでなく,TLM APIの実装方法や抽象レベルの使い分けなどを学ぶことができるという。また,今回のモデルはOSCIのSystemCシミュレーション環境でコンパイルと実行が可能とする。
今回のモデルに対して,STARCの佐野 昌氏(企画部標準化推進室長)は次のようにコメントしている。「設計者が今回のモデルを参考にすることで,TLモデリングガイドの理解が容易になり,TLMベースの設計手法が広く普及していくと期待している。CircuitSutraがわれわれのTLモデリングガイド第2版に賛同し,それに準拠した学習用モデルを他社に先がけて,かつ無償で公開したことを歓迎する」(同氏)。












