米Apple Inc.は2009年1月~3月期の決算を発表した(発表資料)。売上高は81億6000万米ドルで,前年同期の75億1000万米ドルから8%の増加。粗利益率は36.4%で,前年同期の32.9%から上昇した。また米国以外の売上高は,総売上高の46%を占めた。純利益は12億1000万米ドル(希薄化後の1株当たり利益は1.33米ドル)で,前年同期の10億5000万米ドル(同1.16米ドル)を15%上回った。

 Appleが当期に出荷した「Macintosh」は222万台で,前年同期を3%下回った。デスクトップ・パソコンが同4%減少し,ノート・パソコンが同2%減少した。

 「iPhone」の出荷台数は379万台で前年同期比123%の急伸。「iPod」は1101万台で,前年同期と比べ3%増加したが,売上高は同8%減少した。

 同社CFOのPeter Oppenheimer氏は,「ホリデー・シーズンを含まない四半期としては,過去最高の売上高と利益を記録でき,たいへん満足している」と述べた。また,2009年4~6月期の業績見通しとして,売上高を77億~79億米ドル,希薄化後の1株当たり利益を約0.95~1.00米ドルと予測した。