東芝は2009年4月17日,2008年度通期(2008年4月~2009年3月)の業績予想を修正すると発表した(発表資料)。連結売上高が前回発表より500億円少ない6兆6500億円,純損失が700億円拡大し3500億円とする。ただし,営業損益は,前回発表より赤字幅が300億円縮小し,2500億円の損失となる見通し。

 地方税に関わる東芝単独の繰延税金資産の取り崩しに伴う引当金約850億円を追加計上したため,純損益が悪化したという。一方,営業損益の改善に貢献したのは,テレビ事業の損益改善やシステムLSI/メモリの売上高の増加という。