ウィルコムとウィルコム沖縄は2009年4月15日，インターネット閲覧機能に特化した携帯端末「WILLCOM NS（WS026T）」を発表した（発表資料 ）。端末の開発，製造は東芝が担当する。通信機能として同社の高速通信規格W-OAM対応の「W-SIM」，無線LAN（IEEE802.11b/g準拠）を搭載する。音声通話には対応しない。「手帳にはさんで使うインターネット専用端末」（ウィルコム ブランド＆プロダクト企画部 部長の石川俊司氏）と位置付ける。
インターネット閲覧時の性能を高めるため，開発品はjig.jpの「jiglets」と，ACCESSの「NetFront Browser 3.5」という2種類のWebブラウザーを搭載する。Jigletsには，お気に入りに登録したサイトを最大10件まで定期的に自動でダウンロードできる「オートパイロット機能」を備える。この機能により，オフライン上でもWebサイトの閲覧が可能になる。NetFront Browser 3.5は，Flash Lite 3.1やJavaScriptに対応するとした。
ハードウエアの特徴としては，筐体の前面に抵抗膜式のタッチ・パネルを備える。液晶パネルは，外形寸法が4.1型で，画素数が800×480画素（ワイドVGA）。外形寸法が約147mm×80mm×11mm，重さは約160ｇ（W-SIMを除く）。容量が1530mAhのLiイオン2次電池を搭載し，バッテリー駆動時間はW-SIM利用時が約6時間，無線LAN使用時が約4時間とする。
2009年4月17日からウィルコムストアで予約受付を開始，4月24日に販売を開始する予定。購入価格はオープンだが，ウィルコムストアでの販売方式「W-VALUE SELECT」で契約する場合，購入時の頭金が4800円，毎月の支払いが2000円（24カ月）になる。
