中国Suntech,変換効率17.2%の多結晶Si型太陽電池セルを量産
中国Suntech Power Holdings Co., Ltd.は,セル変換効率が18.8%の単結晶Si型と同17.2%の多結晶Si型太陽電池セルの量産を開始する(ニュース・リリース)。この変換効率は,2009年2月に台湾の太陽電池セル専業メーカーGintech Energy Corp.が世界最高とした17.1%と16.6%を超える値である(Tech-On!関連記事)。
セル変換効率は, ドイツFraunhofer InstituteのSolar Energy Systems部門が測定した。Suntechが従来量産していたセル変換効率は,単結晶Si型で16.5%,多結晶Si型で15.5%だった。今回,Plutoと呼ぶ技術を利用することで変換効率を高めた。
Pluto技術はオーストラリアThe University of New South Wales(UNSW)が開発したPERL(Passivated Emitter and Rear Locally-diffused)技術に基づく。UNSWは,PERL技術でセル変換効率24.7%を実現している。SuntechのPluto技術はPERL技術の一部を取り込んで,セル表面での光の反射を抑えたほか,太陽光が直接照射しない時間帯も集光できるようにした。加えて,セル表面の配線パターンを微細化したことで受光面積を拡大している。
Suntech は,Pluto技術の開発を強化し,今後2年以内に単結晶Si型太陽電池セルで20%,多結晶Si型太陽電池セルで18%のセル変換効率を目指す。現在34MWの年間生産能力を持つPluto技術の専用ラインを,2カ月以内に年間生産能力100MWまで増強する。Plutoセルを搭載したモジュールは,2009年第2四半期に認証を受ける見込み。2009年中に50MW以上のモジュールの出荷を目標に掲げる。


















