シャープは,LEDを光源とした街路灯の新製品として,太陽電池を搭載したLED照明灯など10品種を発表した。今回のLED照明灯,防犯灯の最大の特徴は,個々のLEDチップ上にレンズを搭載したことである。このレンズは,凹型のレンズと凸型のレンズを重ねた構造で,LEDが発光した灯りを,道路のより広い範囲に照射する役割を担う。これによって,従来の照明灯に比べて設置間隔を広げることができる。ほぼ同じ明るさである40Wの水銀灯を使った街路灯は12m間隔で設置しなければならないのに対し,例えば,太陽電池を搭載したLED照明灯「LN-LX1」の場合,32m間隔で設置すれば良い。1km当たりの設置本数は32本と, 40Wの水銀灯を使った街路灯の84本に比べて62%削減でき,年間電気料金は約29万円削減できるとする。

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