米Sprint Nextelは米国時間2009年3月25日,同社が第4世代(4G)ネットワークと位置付けるモバイルWiMAXサービスの提供地域を増やし,2009年中に10都市,2010年に5都市追加すると発表した。また,4G対応のデータ通信カードやノート・パソコン,モデム,携帯電話機も提供していく。

 2009年中にモバイルWiMAXサービスを開始する10都市は,アトランタ(ジョージア州),シャーロット(ノースカロライナ州),シカゴ(イリノイ州),ダラス/フォートワース(テキサス州),ホノルル(ハワイ州),ラスベガス(ネバダ州),フィラデルフィア(ペンシルベニア州),ポートランド(オレゴン州),シアトル(ワシントン州)。2010年には,ボストン(マサチューセッツ州),ヒューストン(テキサス州),ニューヨーク(ニューヨーク州),サンフランシスコ(カリフォルニア州),ワシントンD.C.でもサービスを始める。

 現在モバイルWiMAXサービスを提供しているメリーランド州ボルチモアでは,下り方向の通信速度が平均2M~4Mbps,最大12Mbpsあり,第3世代(3G)携帯電話ネットワークに比べ3~5倍高速という(関連記事:Sprint,モバイルWiMAXの商用サービスを開始)。3G/4G対応USBモデム「Sprint 3G/4G USB Modem U300」の50ドル郵送リベートを利用した場合の価格は79.99ドルとなる(関連記事:Sprint,3G/4G両対応のUSBモデムを発表,モバイルWiMAXで通信可能)。

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