日本工作機械工業会は2009年3月10日,2009年2月の工作機械受注額の速報値を発表した。受注額は210億900万円(うち内需は86億8000万円,外需は123億2900万円)で,前年同月の受注額のわずか16.1%にとどまった。2009年1月の受注額も,190億3700万円で前年同月の15.9%だった。つまり,2009年に入ってから,工作機械の受注額は前年同月比で約84%の減少を続けていることになる。

 日工会が出している月次受注額の推移を見ると,ここ数年では2008年5月まで,前年同期比でほぼ横ばいの推移を続けていた。ところが2008年6月から徐々に下降を始め,同年8月には86.1%,同年10月には60.0%,同年11月になると37.9%にまで急降下。同年12月も28.2%にとどまっていた。

 なお,2009年2月受注額の確定値は同年3月17日に発表される予定。