「IC CARD WORLD 2009」(2009年3月3~6日)では,人体通信技術を使ったセキュリティー装置の参考出展がいくつか見られた。大日本印刷は,通常のICカードと人体通信装置とを組み合わせた入退室管理用の試作品を出展した。ICカードのリーダー・ライターと人体通信用の通信モジュール,バッテリーを一つ筐体に収めたもので,入退室管理用のICカードを挿入すると,人体通信を使ったICタグとして利用できる。展示では,入退室用のゲートに人体通信技術を適用した試作品を公開していた。ゲートの手前の床面にアンテナがあり,ICカードの情報を人体を介して読み取る仕組みだ。
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