住宅向けのダウンライト。新製品(右)は,従来製品(左)に比べて面全体が発光しており,まぶしさが軽減されている。
住宅向けのダウンライト。新製品(右)は,従来製品(左)に比べて面全体が発光しており,まぶしさが軽減されている。
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2009年春から発売する主な新製品。
2009年春から発売する主な新製品。
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ライティング・フェア会場に出展したオフィスなどに向けたベースライトの新製品の展示。手前は埋め込み型で,奥は正方形のシステム天井用のルーバー型。
ライティング・フェア会場に出展したオフィスなどに向けたベースライトの新製品の展示。手前は埋め込み型で,奥は正方形のシステム天井用のルーバー型。
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 パナソニック電工は,LED照明器具「EVERLEDS」シリーズの新製品を2009年4月以降約340品番発売し,商品群の拡充を図る。住宅向けに約130品番,非住宅向けに210品番を投入する予定。従来の製品群410品番と合わせて750品番をそろえ,住宅用から店舗や街灯などあらゆる領域でLED照明の導入を推進する。発光効率が高くなり「主照明としてLEDが使えるようになってきた」(同社)ためだ。2012年にはLED照明の売上高を300億円にしたいとしている。これによって照明事業全体に占めるLED照明の割合を現在の5倍の約10%にする計画である。

 開発・販売体制の強化も図る。市場や他社の動向などの情報を製販で共有するため,2009年4月に,商品企画や製造を担う照明事業本部と営業企画や販売を担う電材マーケティング本部の横断的組織として「LED検討委員会」を設置する。市場のニーズを共有することで迅速な商品展開を諮る。併せて,電材マーケティング本部の電材商品営業企画部内にマーケティング戦略を統括する「LED専任組織」を設立する。このほか,ショールームの改装などでLED照明をアピールするという。新製品は,「ライティング・フェア2009」(2009年3月3~6日)に出展している。

住宅用はダウンライトなど130品番