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【太陽電池展続報】「フッ素とアクリルのいいとこどり」,東ソー・エフテックが採光量を高めるコーティング剤を出品

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2009/03/02 19:46
吉澤 恵=日経マイクロデバイス
コーティングの有無による発電量の比較
コーティングの有無による発電量の比較
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表面に幾何学構造を形成したガラス
表面に幾何学構造を形成したガラス
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 東ソー・エフテックは,「PV EXPO 2009 第2回国際太陽電池展」に,太陽光からの採光量を高めるためのフッ素系低屈折率表面コート剤「F-Lucid」を出品した。フッ素とアクリル樹脂の長所を生かしながら,簡便に利用可能で,かつ低価格に提供できることを特徴とする。東ソー・エフテックの製品を展示していた電子材料専門商社であるKISCOのブースにて出展し,同社のブースでは,同樹脂を太陽電池モジュールにコーティングしたモジュールと未コーティングのモジュールを並べて展示し,発電量向上の効果をアピールした。

 東ソー・エフテックのコート剤は,空気(n=1)とガラス(n=1.52)の間の屈折率を持ち,ガラスに塗布することでガラス表面での反射光の一部を屈折させて,採光量を高めるというもの。東ソー・エフテックによると,入射角45度で光を照射したときのガラス表面上での反射率が9.7%の場合,コート剤を塗布すると,反射率を7.6%まで抑えられるという。加えて,フッ素樹脂の特徴である撥水性・撥油性・防汚性を持ち,アクリル樹脂をベースとするため,鉛筆硬度5H以上の膜強度を持つ。

 塗布プロセスでは,溶媒が不要なうえ,コーティング剤の粘度が10mPa秒以下と低いため,液滴やスプレー・コートになどで簡単に塗布できる。この結果,コーティングの厚みは数μmに抑えられる。また通常のUV光源などで十分にUV硬化できるといった利点もある。

 このほか,UV硬化と同時にガラス表面に幾何学構造を形成することで,入射角を小さくして反射率を抑える技術を紹介した。この結果,反射光を再入射させて,採光量を高められるという。具体的には,コーティング剤により2%,幾何学構造採用により5%,計7%採光量を高めることができるという。

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