中国の太陽電池メーカーで,世界シェア3位のSuntech Power Holdings Co.は,家庭用太陽光発電装置の日本国内における販売網を強化するため,ウェストホールディングスの子会社であるハウスケアと販売に関する業務提携を開始した。

 ハウスケアは,全国で太陽光発電システムの販売・施工を展開する。家電量販店最大手のヤマダ電機グループが持つ店舗網を利用して,住宅リフォームやエアコン取り付けなどの生活トラブルのサポートを手掛ける。Suntech Powerは,ハウスケアの家電量販店ネットワークを利用して太陽電池製品の販売を展開する。これにより,日本の太陽光発電システム購入全体の約7割を占める既築住宅での事業拡大を目指す。

 Suntech Powerは,2006年に買収したMSK(Tech-On!関連記事)が持つハウス・メーカーなどの販売網や今回のハウスケアとの提携で日本における太陽電池製品の販売を強化する。今後も新たなディーラ・ネットワークも拡大していくという。2009年に日本国内での販売シェア10%を目標に掲げる。

 加えて,日本で販売する標準型太陽電池モジュールの発電保証期間を従来の10年間から25年間に伸ばすことを同時に発表している。