HOYAは2009年2月19日,昭和電工と基本合意していたHDD媒体事業の統合を延期すると発表した(発表資料)。経済情勢および業界環境が大きく変化したためという。

 HOYAと昭和電工は2008年9月,2009年1月をメドにHDD用の磁気ディスク事業を統合し,合弁会社を設立すると発表していた(Tech-On!の関連記事)。しかし,両社は現在も協議を継続中で,2009年3月末に最終契約締結,2009年度第1四半期に合弁会社設立の予定に変更になったという。

 HOYAは,この事業統合に関わる数値を2008年度の通期業績予想に織り込んでいないため,延期に伴う業績予想の修正はないとする。

 なお,昭和電工は2009年2月,富士通からHDD媒体事業を承継することで基本合意したと発表している(Tech-On!の関連記事)。