【MWC】富士通,パソコンに向けたモバイルWiMAXのベースバンドICを発売《訂正あり》
富士通マイクロエレクトロニクスは,IEEE802.16e-2005に準拠したモバイルWiMAXのベースバンド処理IC「MB86K23」を発売する(発表資料)。65nm世代のCMOSプロセス技術で製造することで,同社既存品の「MB86K21」(Tech-On!関連記事1)に比べて実装面積を約60%,消費電力を36%削減した。パッケージ面積は10mm×10mm。ノート・パソコン用のモバイルWiMAXアダプタなどに向ける。同社はこの製品を,スペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2009」に出展している。
バンド幅は3.5M/5M/7M/10M/20MHz。2×2のMIMOに対応する。MIMOの方式は「Matrix A」と「Matrix B」の両方を実装した。富士通研究所と共同で開発した,使用していない回路ブロックの電力を遮断する技術「CoolAdjust-PG」を搭載した。これにより,WiMAX送受信モジュールを構成したときに,モジュール全体での待機電流を0.5mAまで抑えられるとする。USBインタフェース回路を内蔵した。OSは米Microsoft Corp.の「Windows Vista」などに対応するという。
今回の製品を,同社既存のRFトランシーバIC「MB86K52」および電源IC「MB39C316」(Tech-On!関連記事2)と組み合わせて使用することで,20mm×40mmのWiMAX USBアダプタや,WiMAXと無線LANの両機能を搭載したPCI Express Half Mini Card(30mm×26.8mm)などが実現できると主張する。今回の製品を採用したWiMAX USBアダプタやPCI Express Half-Mini Cardは,ODMメーカーから順次出荷される予定という。
2009年4月にサンプル出荷を開始する。サンプル価格は2000円。富士通マイクロエレクトロニクスは,2012年3月末日までに25億円の販売を目指す。
《訂正》記事掲載当初,同社既存品の型番を誤って記載しておりましたが,正しくは「MB86K21」でした。おわびして訂正いたします。記事はすでに修正済みです。












