• BPnet
  • ビジネス
  • PC
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
EDA・ソフトウエア 強いLSIやボードを設計するための
 

【マイコンデータ室】NECエレクトロニクスの系譜(2)「32ビット~64ビット」

大原雄介=フリーランス テクニカルライター
2009/02/16 20:30
1/3ページ

 8ビット~16ビットに続いてNECエレクトロニクスが展開する32ビット~64ビットのマイコンの系譜を振り返ってみる。まず同社の32ビット品および64ビット品の系譜には,8ビット品や16ビット品と同様にアーキテクチャが異なる製品の系列が数多く登場する。具体的には,MIPS Technologies社のMIPS32/64アーキテクチャ互換品,英ARM社のアーキテクチャを採用した製品,同社独自のアーキテクチャを備えた製品である。

 まずMIPS32/64互換品の系列から説明する。NEC(当時)は,ファブレスのプロセサ・メーカーである米MIPS Computer Systems社(現在のMIPS Technologies社)のパートナーとして,同社のプロセサを生産。それに自社の型名を付けて提供していた。最初に手掛けたのは,32ビット・プロセサ「R3000」である。これを「VR3000」として展開した。1990年にMIPS Computer Systems社が,R3000の改良型である「R3000A」を開発すると,これもNECは「VR3000A」として生産している。


(画像のクリックで拡大)

 この後も,MIPS Computer Systems社が,「R4000」,高性能版の「R5000」,ハイエンド・ワークステーション向けの「R10000」など新しいプロセサを開発すると,これを自社の製品ラインアップに加えていった。まず,1991年にR4000を「VR4000」として製品化(ただし,実際の出荷開始は1993年にまでずれ込んだ)。さらに「R4200」を「VR4200」,「R4400」を「VR4400」として1993年から量産を始めている。1995年には「R4300i」を「VR4300」として製品化した。このうち,VR4200やVR4300は,プロセサそのものの開発に少なからずかかわっていたようだ。

 VR4200やVR4400は,ワークステーションやスーパーコンピュータ向けに展開しており,組み込み用途にはあまり使われていなかった。VR4300を基に,PDA(携帯用情報端末)などの用途に向けた「VR4305」や「VR4310」といった製品が1998年に生まれているが,この系列はここで打ち止めになっている。

進化を続けたVR4000

 一方,ローエンドにあたるVR4000は,その後も性能や集積度を上げながら着々と進化を続ける。1995年に「VR4100」,1996年および1997年には,それぞれ「VR4101」と「VR4102」を製品化。1998年には,「VR4111」が登場している。こちらはVR4300系列の製品に代わってPDAなどに採用された。このVR4111の派生品が「VR4181」である。動作周波数はVR4111よりも抑え,代わりに周辺回路を充実させた品種である。製造プロセスの変更によって,VR4111の動作周波数を高めた「VR4121」。その後継品に当たる「VR4122」といった品種もある。

 VR4100コアをベースに2命令同時実行のスーパースカラを採り入れた「VR4131」も製品化されている。PDAなどのマーケットを狙った製品だったが,ここでは当初の見込みほど需要は伸びなかったようだ。ただし,優れたパフォーマンスを備えていたことから,低価格サーバやネットワーク管理サーバといった特定の分野で採用されている。このVR4131コアに暗号処理アクセラレータを追加した「VR4133」という製品もある。

ここから先は日経テクノロジーオンライン会員の方のみ、お読みいただけます。
・会員登録済みの方は、左下の「ログイン」ボタンをクリックしてログイン完了後にご参照ください。
・会員登録がお済みでない方は、右下の会員登録ボタンをクリックして、会員登録を完了させてからご参照ください。会員登録は無料です。

【技術者塾】(2/23開催)
シグナル/パワーインテグリティーとEMC

〜高周波・低電圧設計に向けたノイズの課題と対策〜


本講座では、設計事例を基に、ノイズ対策がなぜ必要なのかを分かりやすく解説します。その上で、シグナルインテグリティー(SI)、パワーインテグリティー(PI)、EMCの基礎知識ならびにそれらがノイズ課題の解決にどのように関係しているかを、これまでの知見や経験に基づいた具体例を踏まえつつ解説を行います。 詳細は、こちら
日程 : 2016年2月23日
会場 : 化学会館
主催 : 日経エレクトロニクス
印刷用ページ

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾
  • スポーツイノベイターズオンライン

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング