三洋電機は,同社の高効率太陽電池技術「HIT(heterojunction with intrinsic thin layer)」を用いた太陽電池セルの生産規模を2010年度に600MW/年に拡大すると正式に発表した。
2009年2月17日に大阪府の二色の浜工場にセル製造用の新棟建設を開始し,2009年9月に完成させ,2010年末に稼動を始めるという。
現時点での生産規模は340MW/年。ただし,これは2008年末までに生産体制を拡大してきた結果で,2008年度の実質的な製造量は約200MW分になる見通しという。今後も生産拡大を続け,2020年度にはHIT太陽電池で2GW/年の量産を計画する。