MITのベンチャ企業の量子ドットLED,外部量子効率7%を達成
米QD Vision, Inc.は,外部量子効率(EQEs:external quantum efficiencies)7%以上の量子ドットを利用した赤色LEDを開発し,輝度2万5000cd/m2以上を実現した(ニュース・リリース)。同社によると,この18カ月で外部量子効率が2倍向上し,発光安定性が1ケタ改善したという。照明やディスプレイへの応用に向ける。
QD Visionは,米Massachusetts Institute of Technologyの修了生が2005年起こしたベンチャ企業(Tech-On!関連記事)である。同社の量子ドットを利用したLED技術は,「Quantum Light」と呼ばれ,発光体に無機材料の量子ドットを利用する。このため,有機ELで課題だった発光寿命を延ばせるという。発光体以外は有機材料を用いるため,無機LEDと有機ELの短所を相殺して,広い色再現性や,高い発光効率,コスト低減が図れるとした。
今回開発した赤色LEDは,色度がCIE色度図で(x=0.68,y=0.32),電流発光効率は,輝度1000〜10000cd/m2時に3〜4cd/Aである。100cd/m2以上の輝度を維持する発光寿命は,数百〜数千時間と長い。
この技術を利用した黄色LEDは,ピーク輝度が4万1000cd/m2以上,輝度1500cd/m2時のピーク電流発光効率が13cd/A,輝度300cd/m2時のピーク発光効率は14lm/Wである。色度は,CIE色度図で(x=0.58,y=0.42)。CdフリーのLEDでも3%以上の外部量子効率を確保しているという。
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