地デジ受信機器の国内出荷台数の推移
地デジ受信機器の国内出荷台数の推移
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 電子情報技術産業協会(JEITA)は,2008年12月の地上デジタル放送(地デジ)受信機器の国内出荷台数が,226万台だったと発表した(発表資料)。単月としては過去最高の出荷台数だったという。2008年10月以降,地デジ受信機器の出荷台数は伸びが鈍化していたが,年末商戦によって若干持ち直したとする。これまでの累計出荷台数は4590万1000台となった。

 2008年12月の機器別の内訳を見ると,最も出荷台数が多いテレビは対前年同月比8.2%増の140万9000台。種類別に見ると,液晶テレビの出荷台数は対前年同月比9.0%増の125万5000台,PDPテレビは同2.0%増の15万4000台である。カラー・テレビ全体に占める地デジ対応機の割合は98.8%だった。PDPテレビはほぼすべてが地デジ対応機だったが,液晶テレビは出荷台数全体に対して99.5%が地デジ対応機だった。

 伸びが大きいのは地デジ用チューナー内蔵パソコンで,出荷台数は対前年同月比16.4%増の4万7000台だった。ケーブル・テレビ用セットトップ・ボックスの出荷台数も前年同月から伸びており,同8.1%増の16万1000台だった。

 一方,出荷台数が減少しているのは,地デジ用チューナー内蔵DVDレコーダーと単体チューナー。地デジ用チューナー内蔵DVDレコーダーの出荷台数は,対前年同月比42.2%減の24万6000台だった。ただし,地デジ用チューナー内蔵次世代光ディスク・レコーダーは,38万2000台を出荷しており,この二つをあわせた出荷台数は前年同月を上回っているという。次世代光ディスク・レコーダーとDVDレコーダーの合計出荷台数に占める地デジ対応機の割合は96.0%だった。 単体チューナーの出荷台数は,対前年同月比17.1%減の1万6000台だった。

 なお,2008年11月のワンセグ対応携帯電話機の出荷台数は,対前年同月比0.3%増の306万4000台。累計出荷台数は4668万2000台となった。