デジタル・メディアの標準仕様を策定する組織Digital Entertainment Content Ecosystem LLC(DECE)(Tech-On!関連記事同団体のWebサイト)は,同組織に新たに6企業が参加したことを「2009 International CES」で発表した。その6企業は,大手家電メーカーのパナソニック,韓国Samsung Electronics Co., Ltd.のほか,米Deluxe Corp.や米MOD Systems, Inc.,米Sonic Solutions社傘下の米CinemaNow社,米Widevine Technologies, Inc.となっている。DECE,presidentのMitch Singer氏は,「新たに6社が参加したことにより,われわれの規格の存在感が業界の中で高まった」という。

 DECEは,DRMなどを含むデジタル・メディアの新しい標準仕様の策定に向けて,DVDなどの物理媒体と同様に,ソフトウエアや機器,配信サービスに互換性があるデジタル・メディアの枠組み(フレームワーク)を目指している。今回加わった6企業以外にも,既にフランスAlcatel-Lucent社や米Cisco Systems, Inc.,米Microsoft Corp.,ソニー,米Warner Bros. Entertainment社などの27社が名を連ねている。