チノーは,計測機器を製造・販売するインドの合弁会社CHINO-LAXSONS(India)社の株式を追加取得し,100%出資子会社とする。これによりチノーは,インド市場での製品販売事業を同社主導で推進し,海外売上高の拡大を図る。

 CHINO-LAXSONS(India)社は,チノーとインドLAXSONS社が合弁で1996年7月に設立した会社だ。資本金は5200万ルピー(約9724万円,1ルピー=1.87円で換算)で,2007年3月期は1億4034万4000ルピー(同2億6244万円),2008年3月期は1億5125万8000ルピー(同2億8285万円)の売上高を計上している。現在のチノーの所有株式数は208万株で,全体の40%。今回,LAXSONS社から312万株を取得し,100%子会社とする。

 CHINO-LAXSONS(India)社の子会社化についてチノーは,2008年9月26日に発表してからLAXSONS社と交渉を進めてきた。その結果,2009年1月9日にチノーの取締役会議で独資化を決議。同年1月22日に株式の状と契約を締結し,株券の引渡しを実施する予定だ。