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【CES】Palmが「インターネット時代に合わせた」OSを新開発,2009年前半に製品が登場

  • 北郷 達郎=日経エレクトロニクス
  • 2009/01/09 15:31
  • 1/1ページ
Palm webOSを発表するExecutive ChairmanのJon Rubinstein氏
Palm webOSを発表するExecutive ChairmanのJon Rubinstein氏
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複数のサービスやアプリケーションを,一つの入り口で管理する。ここでは予定表の情報を複数表示している
複数のサービスやアプリケーションを,一つの入り口で管理する。ここでは予定表の情報を複数表示している
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タッチ操作が利用できる。Palm Preではフルキーボードも利用可能。
タッチ操作が利用できる。Palm Preではフルキーボードも利用可能。
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 米Palm,Inc.は2009年1月8日,CESの会場で「Palm webOS」を発表した。「インターネット時代に合わせて,完全に新しく作り直した。もうPDA向けや携帯電話機向けのOSでは時代にそぐわなくなっている。紙と鉛筆をライバルとしたPalm OSの原点に立ち戻り,必要とすべき機能を見直した」(Executive ChairmanのJon Rubinstein氏)。

 Palm webOSの設計に際し,最も重視した点が「Synergy」であるという。例えば最近では,連絡先リストが「Microsoft Outlook」のようなパソコンの個人情報管理ソフトだけでなく,米Google Inc.の「Gmail」や米Facebook,のSNSサービス「Facebook」など,さまざまな場所に置かれている。これらを統合して管理できるようにすることが一つ。似たような例として,テキスト・メッセージのやりとりがある。Google社の「Gtalk」と,携帯電話網を利用したSMS(ショート・メッセージ・サービス)を,同一の相手であれば一連のやりとりとして扱うことができる。ただこの場合にはもう一つの「Synergy」として,アプリケーション間の連携が使われている。電話番号や電子メールのアドレスから,同じ連絡先であることを知るにはアドレス帳のプログラムとテキスト・メッセージのプログラムが連携しなければならないからだ。また電子メールなどに記述されたURLからWebブラウザーを起動するといった連携も取り入れられている。

 もう一つPalm webOSで重視したのがユーザー・インタフェースである。基本的にマルチタッチの操作が可能で,画面のスクロールをさせる方法などは,米Apple,Inc.の「iPhone」に似ている。Palm webOSではパソコンOSでは標準的なマルチタスク/マルチウインドウに近い操作感覚を携帯電話機上で実現している。一つ一つのウインドウに相当するものが,「カード」である。ユーザーが操作しているのは複数のカードのうちの1枚で,アプリケーションを利用している状態から,Palm webOSのホーム画面に切り替える(本体下部のボタンを押す)とカードを選択できるようになる。例えばWebブラウザーの画面もカードの一つで,複数のサイトにアクセスする場合は複数枚のカードが存在するようになる。

 また「Gesture Area」と呼ぶ,プログラムの画面とは別に触って操作できる場所を備えている。このエリアを使って,横に何かを「動かす」操作とは別に「メニューを一段階戻る」といったことができる。またGesture Areaからプログラム画面に指を動かすことによって,起動するプログラムを選択する画面に移行するといった操作もできる。文字はフルキーボードを使って入力する。

 Palm webOS向けのアプリケーション・ソフトウエアは,Webアプリケーションと同じ技術を使う。つまり,HTMLとCSS(cascading stylesheets),およびAjax(asynchronous JavaScript+XML)である。「これまでのPalm OS向けのアプリケーション・ソフトウエア開発者の人口は少なくないが,Web向けの開発者はさらに1桁以上多い。こうした技術者が,容易にソフトウエアを開発できるようにするため」(Rubinstein氏)。

 Palm webOSを採用した最初の携帯電話機は「Pre」という名称で,米Sprint社が独占的に販売する。Preの発売時期は2009年前半になる。CDMA2000のEvDO Rev.Aに対応し,無線LAN,Bluetooth,GPSを搭載する。ディスプレイは3.1インチのハーフVGA。8Gバイトの記憶領域と,加速度センサや照度センサなどを備えている。

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