【CES】「壁掛けテレビに給電できます」,Powermat社の非接触充電技術
1種類の充電台と端末に合わせたアダプタで,パソコン,携帯電話機,スマートフォン,ゲーム端末などに対応する。実演した携帯電話機は,米Motorola社製。スマートフォンは,BlackBerry。ゲーム端末は,ソニーのPSPである。
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イスラエルPowermat Ltd.は,報道陣向けに開催されたCES 2009のプレ・イベントで,同社の非接触充電システムの実演を公開した。携帯電話機やスマートフォン,携帯型ゲーム端末,パソコン向け製品をまもなく発売するという。価格は「数十ドル〜100米ドル程度」(同社)である。
同社の非接触充電システムの特徴は,「電力の伝送効率が93%と高い」(同社)こと,磁気結合にRFID技術を組み合わせて電力の伝送先を識別すること,そして,携帯電話機などだけでなく,壁掛けテレビや照明,スピーカーなど幅広い用途を想定していることである。
伝送効率が高いことにより,同社は「接触式よりむしろ高速に充電できる」と主張する。RFID技術は,アダプタを識別して,アダプタ以外の金属などを誤って加熱する危険性を避けるために利用する。さらに,アダプタは端末の種類ごとに仕様を変えてあり,端末によって異なる供給電圧や電流,極性の違いに対応する。
清水建設と共同で「電力壁」を開発
Powermat社のCEO兼会長であるRan Poliakine氏は本誌の取材に対して,「清水建設と我々との合弁会社『Denpeki Kaihatsu』に我々の技術を提供し,充電台の機能を壁に埋め込んだ『Electric Wall』を開発中」と明らかにした。Denpekiとは,「電(力)壁」から採った名前という。
想定する用途は壁掛けテレビや照明などへの給電。Powermat社は,携帯電話機やスマートフォン以外にも,アダプタの機能を内蔵したスピーカーや発光するワイングラスなど様々な非接触充電の使い方を提案している。この電気壁をテーブルとして利用すれば,ユーザーが端末の置き場所を探す必要がなくなるといったメリットがある。
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