米HDMI Licensing, LLCは,HDMIの次世代版に関する方針を明らかにした(発表資料)。2009年前半までに,データ伝送速度を高めるなどの機能向上を盛り込んだ次世代仕様を発表する予定である。2006年11月に策定された現行仕様の1.3aから約2年半ぶりの更新となる。

 次世代版の方向性として示した内容は5種類ある。それは,1.車載機器分野への適用,2.新たな小型コネクタ仕様の策定,3.「4K×2K」(4096×2160画素)や3次元映像への対応,4.ネットワーク機能の強化,5.音声機能の拡張,である。

 HDMI Licensing社は,こうした機能拡張のために,新型のコネクタ仕様を規定するほか,HDMIケーブル上でEthernetのデータ伝送を可能にする仕様などを盛り込むとしている。

(次世代版HDMIに関しては,「日経エレクトロニクス」2009年1月12日号に,関連記事を掲載予定です)