Arnstadt工場の生産能力を拡大
Arnstadt工場の生産能力を拡大
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 ドイツBosch Groupは,傘下のドイツersol Solar Energy AGの結晶系太陽電池および太陽電池モジュールの生産能力を増強すると発表した(発表資料)。ドイツThuringia州Arnstadtにある太陽電池の工場を拡張する。投資総額は約5億3000万ユーロ。現在から2012年に渡って投資する。この拡張の結果,ersol Solar Energy社の生産能力は,現在の3倍近くに当たる約630MWまで拡大する。2010年初頭に生産を開始する予定。計画通りに進めば,新たに1100人分の雇用を創出できるという。

 Arnstadtの工場では,太陽電池の製造施設のほか,太陽電池モジュールの製造施設,管理棟などを建設する。既存の研究製造施設も拡張する予定。

 このプロジェクトには,ドイツ政府とThuringia州が助成金の提供を計画している。助成金の規模は,総投資額の1/10程度。既に申請は済んでおり,欧州委員会(EU Commission)承認を経て,2009年春に決定する見通し。

 ドイツRobert Bosch GmbHは2008年6月に,ersol Solar Energy社を買収すると発表した。ersol Solar Energy社は,ウエハー・ベースのSi太陽電池と薄膜モジュールを開発・製造・販売する企業。現在,ArnstadtとErfurtにある3つの工場で,1200人の従業員を抱えている。同社の2008年1~9月期における売上高は,前年同期比で2倍以上の2億1400万ユーロ。2008年通年の売上高は3億ユーロを上回り,2009年は4億ユーロ以上に達する見通しという。

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