「Chumby」
「Chumby」
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 ジークスとビックカメラ,ソフマップの3社は,米Chumby Industries, Inc.が開発したウィジェットを表示するインターネット端末「Chumby」を2008年12月13日から発売すると発表した。ビックカメラ有楽町店本館,ソフマップ秋葉原本館,およびビックカメラとソフマップのオンライン・ショップで販売する。価格は税込み2万9400円。上記2店舗での販売を皮切りに,ビックカメラとソフマップの他の店舗での販売を順次拡大する予定。

 Chumbyは,3.5型のタッチ・スクリーンと無線LAN機能を搭載する小型のLinux端末。手のひらに乗る大きさで,小型の液晶テレビを皮でくるんだような形状である。ウィジェットと呼ばれる,Chumby向けにインターネットで配信されているプログラムをダウンロードし,ユーザーがカスタマイズして利用できる。ニュースや天気予報,写真などを表示できるウィジェットがあり,現在1000種類以上が利用可能。Flashコンテンツ再生ソフトウエア「Flash Lite 3.0」を搭載しているため,動画共有サイト「YouTube」などの「Flash Video(flv)」形式の動画も再生できる。3軸加速度センサと本体を握ったことを検知するセンサを内蔵しており,これを使ったゲームなども利用可能。音楽再生用のウィジェットはあらかじめインストールされており,携帯型音楽プレーヤーやUSBメモリをChumbyのUSB端子に接続すると再生できる。Chumby向けのウィジェットをFlashを使って自作することもできる。

 ディスプレイは320×240画素のTFT液晶パネル。64MバイトのシンクロナスDRAMと64Mバイトのフラッシュ・メモリを内蔵する。出力2Wのステレオ・スピーカーを搭載。インタフェースにUSB 2.0を3基,3.5mmステレオ・ヘッドホン端子を備える。

 Chumbyを使用するには,無線LAN経由でインターネットに常時接続できる環境が必要である。

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