携帯電話機の国内出荷台数の推移(2007年10月〜2008年10月)
携帯電話機の国内出荷台数の推移(2007年10月〜2008年10月)
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 電子情報技術産業協会(JEITA)の統計によると,2008年10月の携帯電話機の国内出荷台数は前年同期比56.1%減の101万7000台で,JEITAが現行の統計を取り始めた2003年4月以降,最少となった。前月までは2008年8月の208万4000台が過去最少だったが,10月はその最少記録の1/2以下にとどまった。PHS端末の出荷も前年同期比73.9%減の6万3000台と落ち込んでいる。

 JEITAはこの低迷について,販売方式の変更によりユーザーの端末購入価格が相対的に上昇していること,新旧モデルの併売がなくなり高価格な新機種のみが販売されていること,キャリアおよびメーカーで余剰在庫を嫌う傾向が強まっていることなどが原因とみている。

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