「我々が市場をつくる」,シャープが高速A4カラー・プリンター複合機《動画追加》
シャープは,A4サイズ対応の企業向けカラー・プリンター複合機を発表した(発表資料)。複写速度が38枚/分(モノクロ/カラーのA4タテ)で8.5型液晶パネルを搭載する「MX-C381/同FX」と,複写速度が31枚/分(同)で4.3型液晶パネルを搭載する「MX-C310/同FX」の2機種4モデル(型番にFXが付くモデルはファクシミリ標準搭載)である。希望小売価格(税込)はMX-C310が102万9000円,同FXが109万2000円,MX-C381が117万6000円,同FXが123万9000円。2008年12月24日にMX-C310とMX-C381を,2009年2月10日にMX-C310FXとMX-C381FXを発売する。
シャープはこれまで企業向け複合機としてはA3対応機を展開しており,A4対応機の投入は今回が初めて。「個人や小規模オフィス向けに量販店の店頭に展示されている普及機ではなく,業務用のニーズに応える高速機として,企業向け営業ルートを通じて販売する」(シャープ 執行役員 ドキュメントシステム事業本部長の中山藤一氏)という。A4カラー複合機の高速機は市場がまだ立ち上がっていないものの,潜在需要はあるとシャープはみており「これから当社がマーケットを作っていきたい」(同氏)と意気込む。事業目標は「市場シェアは50%以上。今回の製品群の月間販売台数は全世界で5000台。少なくとも3000台」(同氏)とした。日本市場向けには4製品合計で500台/月の生産を計画している。
今回の新製品では,中間色の表現に優れるという「MycrosトナーHG」や,シャープ独自のAPI(application programming interface)である「Sharp OSA」など,A3機で培った技術を踏襲している(Tech-On!関連記事)。「高機能,高性能をA4機で実現したことが最大の特徴」(同社広報)という。
ただし,生産面ではコスト削減に向けた新たな施策を採った。これまでは欧州向け機種や一部の米国向け機種で実施していたCTO(configure to order,ITPro Dictionary)を,今回は日本を含めて,全面的に取り入れた。プリンター・エンジンなどの基幹部品をシリーズで共通化して中国工場で生産し,販売市場に近い現地拠点で受注に応じて液晶パネルや制御ボードなどを装着するというもの。生産・在庫管理の効率化を図る。














